2009年4月13日月曜日

本 4/13


セカンドウィンド 2
「お前は自分の好きなように生きろ。自分を殺すな」
洋の祖父さんが、悩みを抱えた洋に対して言ったセリフ。物語内でもすごく印象的なシーンで、調子を崩してしまった洋に対してもっとも的確な言葉だったのではないかと思った。
前作よりも熱い展開は少なかったが(今回は主人公、洋の内面的な成長を主に描いてる感じ)今泉だけは熱かったと思う。あんなに第一印象最悪だったのに、今では熱くていい先輩である。「バカになって、ただひたすら走れ。骨はおれが拾ってやる」今泉は何気に気に入ってる。


ランドマーク
後半のあの畳み掛けるような描写は圧巻だった。「ねじれ。スパイラル」という言葉がおそらくキーワードだったと思うが、この言葉の意味の重さを伝える表現がなんとも。ほんとに重くのしかかって来たって感じ。
やっぱり吉田修一は雰囲気が好き。なんでか分からないけどいいなーって部分が結構ある。
「なんていうか、おまえと結婚してぇなぁって、考えるようになってたんだよ」「何、それ?ぜんぜん意味不明」というやりとりがあるんだけど、この結婚動機。ほんとに意味不明なんだけど、それでもいい話だーと、思えてしまうなんともいえない魅力を感じてしまう。吉田修一はやっぱりいいな。と改めて思った。

0 件のコメント: